出張アトリエ終了しました ありがとうございました!

こんばんは。Tralalala.です。

終わってから少し間が空いてしまいましたが
12/3から12/8まで開催していました出張アトリエ、無事に終了いたしました。
来て下さった皆さま、気に掛けて下さった皆さま、本当にありがとうございました。

実はギャラリーを自分で借りて開催するのは初めての試みでした。
直近で仕事が重なり、十分にお知らせも準備も出来ず不安でいっぱいの中えいやっと開催しましたが
沢山の方に来て頂き、とても感謝しています。

モノづくりをしてお金を頂く活動を始めて、今年で11年になっていました。

始めは小さな手作り市で。
色々やっていたんですよ。
革や布やレースにリボン、レジンも使ってアクセサリーを作っていました。
今考えると誰かの作品に毛が生えたような陳腐な物でしたが、
自分が作った物を誰かが気に入ってくれるのが嬉しくて。
会社員の傍ら趣味の感覚でたまに出店するというのを繰り返していました。
まだスマホも無く、ハンドメイドという言葉も一般的に浸透する前の時代だった気がします。

その後、企画展に声を掛けて頂く機会が増え「商品を販売する」という意識が芽生え…
とは言えまだふわふわとした活動をしている中で出会った編み物。
今でもなぜか分からないけど、とにかく編む事が楽しくて、夢中になりました。

それから「作品を見て貰う」という経験はその後の事ですね。
それまで私は自分の色を表に出すという事に必要性を感じておらず
常に誰かを思って、誰かに似合うようにと手を動かしていました。
その時はそうだな…2人展だったので、相手方の作品に似合うような、寄り添えるような物を作ろう。
会場となる場所に溶け込めるような物を作ろう。
そんな気持ちで藻掻いて、足掻いて、なんとか恥ずかしくない物を、と必死だった気がします。

その後は、企画展への参加や個展と称した販売会のような物とか展示とか、出来る事を何となくやっていて。
SNSを始めて、遠くの人にも見て貰うようになったのもこの頃でしょうか。

そして最近の話になり、著書本を出しませんかとお声がけを頂いたのが2016年。
それをきっかけに「編み物を教える」事を考えるようになりました。

この数年は
販売する為の商品を制作する事・自分の表現を見て貰う事・編み物を教える事・手を動かす楽しさを知ってもらう事
と、それぞれ頭を切り替えつつ活動をしている感じです。

ぎゅっと纏めたこの11年。
計画を立ててひとつひとつやってきた訳では無いけれど、
色んなタイミングが重なり、色んなご縁を貰い、色々と声をかけてくれた人がいたお陰で
沢山の事を経験させて貰いました。
そして、その度に出会う人が応援してくれたお陰で、今日までやってこれたのだと思います。

今回出張アトリエという形で、ギャラリーを借りたのは
これまでに何らかの形で私と私の作るモノを知って、興味を持って下さった人に会いたかったから。
その人達を迎えたいと思ったからでした。

時間を作って、わざわざ足を運んで下さり、本当にありがとうございました。
十分なおもてなしが出来たかは分かりませんが、何か一つ思い出に残る時間が作れたなら嬉しいです。

この頃、世の中の流れのせいか、先が見えない不安というか…なんだか気持ちが暗くなる事が増えました。
私も今のまま、のんびりぼんやりと生きていて良いのかなと思ったりもします。

どうしたらいいんだろう?

そうは思いつつ、目の前に立ちはだかる締め切りの壁をよいしょよいしょと登っては降り、登っては降りをするのに必死で
なんでこんなに壁があるんだろう?とか
何のために壁を登っているんだろう?とか
そういう思考をする時間的な余裕も、登る事を楽しもうという心の余裕も、壁を登る体力も
ちょっと無くなっている事に最近気が付きました。

色んな人のお陰と言いつつ、私には結局、手が二つ頭は一つしか無いので、
ちょっと立ち止まって壁を登らず壁にもたれかかって座りたいな、そう思いました。

元々がのんびりペースなので、活動自体に特に変化はありませんが
年内はあと教室と、ラボの更新のみ。
来年前半は、教室とラボの更新、今決まっているワークショップをいくつか開催するのみの予定です。
後半は…未だなにも分からないけれど、何かしらまた表立った活動が出来たらなと思います。

気が付けば今年も残り数週間。
1年間何だかあっと言う間でしたね。

年末年始は何をしますか?
私は溜め込んでいたドラマや映画をとことん見ようかなと思っています。

ますます寒くなって来ますので、皆さんどうぞご自愛ください。